言語哲学がはじまる
読了 おすすめ難しい

言語哲学がはじまる

野矢茂樹
岩波新書 | 出版
読書期間: 2025年09月24日 ~ 2025年10月10日

読書メモ等


2026年1月20日

後期の人文科目の選択肢に「哲学」があり、テーマが言語哲学だったので書店で見つけて即決で購入。うきうきしていたが、なぜか受講希望者が多く抽選になり、ランダム抽選で落ちた。友人に話を聞く限りでは、本の内容と講義の内容は同じっぽい。

「『言語が意味を持つ』とはどういうことか」という問題を中心としてフレーゲ、ラッセル、ヴィトゲンシュタインそれぞれが主張する論を筆者の解説や語りをガイドに読み解き解釈する。

一般の事物(例:ねこ)などはどうして一般の物として理解できるのか、単語の意味はどこに宿っているのか、そもそも意味はどのように定まるのか、などについて考えて「答え」を見つけるために様々な仮説や道具を提示して、それに基づいた考察を繰り返すことで議論の問題点を明らかにしていく。

論理学や数学の考え方を導入しているので、苦手な人にはやや難解に見えるかもしれない。そこが得意な人は問題ないと思うが、それを抜きにしても議論が難しいので、途中で退屈してしまう人もいるかもしれない。

内容は難しいものの、専門書ではなく初学者・一般の読者向けの読み物として構成されていて楽しめるようになっているので、言語学や哲学に興味がある人には言語哲学を学ぶ最初の1冊としてぜひ手に取って読んでもらいたい。